LME、ロシア産金属の供給禁止の可能性を協議へ-アルミ急騰

ロンドン金属取引所(LME)はロシア産金属の新規供給を禁止する可能性について、審議文書を配布する。事情に詳しい関係者が明らかにした。

  LMEがロシア産金属の供給阻止に向けた動きをとるのは初めて。ロシアはアルミニウムやニッケル、銅の主要生産国であるだけに、世界の金属市場に大きな影響を及ぼす可能性がある。LMEでは3月に、制裁でロシアのニッケル輸出に支障が出るとの不安から大規模なショートスクイーズが発生した。

  この報道後、アルミニウム相場は一時8.5%高と取引時間中では過去最大の上昇。ニッケルは5%、亜鉛は4%余りそれぞれ値上がりし、今月に入ってからの下げを急速に縮小した

https://www.bloomberg.co.jp/news/articles/2022-09-29/RIYU4CDWRGG101