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清楚なタイプの制服女子高生が献身的に奔走するような映画は、もう十分なんじゃないかな……。
とりわけ男性が理想化した“他者”としての女の子を主人公として機能させることは難しいと思う。
『私ときどきレッサーパンダ』のいきいきしたキャラクターを見た後だと、よけいに時代遅れに感じられてしまう。

とくに日本のアニメのメインストリームにおける、“かわいさ”や“魅力”の評価は、かなり狭い範囲に限定されてると思う。
顔の描き方のバリエーションが少ないのはもとより、女性キャラクターの動きや表情の崩し方は、
男性の目線を常に意識したものに感じられ、アイドルのカメラ前での仕草を想起させる。

この作品は監督の子供時代を基に描かれていて、移民の子がルーツの国の伝統と、暮らしている国の現実との間で生きることの大変さを表現してるんだけど。