認知症の発症リスクを40%下げる「3つの習慣」【認知症研究の第一人者が解説】

12の認知症リスク因子を取り除く「3つの習慣」

12の認知症リスク因子は、運動、知的活動、コミュニケーションの3つの習慣で、ほとんど取り除くことができます。

適切な運動を行っていれば、当然、運動不足が解消でき、肥満、高血圧、糖尿病も改善され、抑うつ状態、足腰の衰えによる頭部外傷を防げるといった具合です。

知的活動は、脳を刺激するとともに、知的好奇心を持ち続けることで、認知症予防の効果が期待できます。そして、コミュニケーションがうまくできれば、社会的孤立や抑うつを遠ざける、というわけです。

◆運動…週に2~3回、あまり息が切れないくらいの適度な運動を行うとよいとされています。ウォーキング、ジョギング、水泳などの有酸素運動と筋トレの両方を行いましょう。しりとりや計算などで頭を使いながら運動する「コグニサイズ」もおすすめです。

◆知的活動…日記を書く、新聞を読む、俳句や短歌をつくるなど思い立ったらすぐ始めてみましょう。パズルやゲームは頭の体操になり、楽器の演奏、歌、絵画、手芸などの趣味はもちろん、農作業や料理も、手先と頭を同時に使うことから認知症予防効果があります。

◆コミュニケーション…電話やオンラインでもよいので、ときどき人と話す機会を設けましょう。ボランティア活動などに参加するのも人との交流が生まれ、刺激になります。

発症原因の40%を占める12の認知症リスク因子は、以上のような運動、知的活動、コミュニケーションの3つの習慣を実践することで、ほとんどカバーすることができます。

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