『Dappi』投稿者への社内調査、報告書作成せず。「業務性」めぐり平行線(第6回口頭弁論)

これまでに被告側は、「投稿は従業員が私的にやったこと」とし、会社の業務としては行っていないと主張。
投稿者を減給3カ月の懲戒処分としていた。投稿者の氏名については開示していない。

被告側代理人はこの日、記者団の取材に応じ、投稿を業務としてやっていたのかどうかを争う姿勢を改めて示し、
「投稿内容が名誉毀損に当たるか当たらないかというのは基本的には会社としては関知する話ではないが、
法律論として踏み込むのかどうかは検討する必要がある」と述べた。

また、「(投稿していた従業員は)会社に迷惑をかけているのは反省していると思う」とし、
なぜ投稿を行ったのかについては把握していないとした。この従業員は現在も在籍しているという。

被告はこれまでに、従業員が投稿していたことは認めたものの、「私的にやったこと」などと主張。
一連の投稿は、会社とは無関係だと主張している。

一方原告側は、『Dappi』の投稿は平日に集中し、土日にはほとんど投稿がなされていないことなどから、
「投稿の頻度や内容からして、勤務時間内に片手間にできるものではない」と主張している。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_6336353ae4b03e8038bcceb8