多くの芸能人、著名人が遊ぶ姿を目撃したが、香川照之のような品のない遊び方をしている芸能人を見た記憶はない。香川の『銀座ホステス強制ワイセツ』が最初に報じられたとき、TBS関係者に話を聞いたら、

「局に寄せられた視聴者の意見は非難と擁護、半々でした」と言っていた。擁護する理由の大半は、過去に起こしたこと愚行であることと、すでに当事者間で話がついているということのようだが、中には、《高い料金にはその分(セクハラ行為)も含まれているんだろう》という偏見に満ちた声も聞かれたという。

「このような考えを持っている人は意外と多いんですよ。ほとんどが年配の男性ですが、銀座のクラブで飲んだことのない人たちでしょうね。あの雰囲気の中で、周りの目もありますし、女性が嫌がっているのにそんなことをする人は普通いませんね。料金にセクハラ代が含まれているなんて、そんなバカなことはありませんし、そもそもそういうことをする店じゃないですから」(元クラブ経営者)

先のママは言う。

「男性だしお酒も入っていれば、多少は”そういった気持ち”になるのはわかります。でも限度というものがありますからね。銀座のクラブに来るお客様はプライドが高い人が多いです。他人の眼を気にします。付いてくれた女性たちに気に入られたい。少なくとも嫌われたくはない。いいお客さんだと思われたい。ですからたいていのお客さんは嫌われること、カッコ悪いことはしないんです。

それでも勘違いしているお客さんはいますよ。でもお姉さんたちが本気で嫌がればたいていの人は止めますし、それでも止めない場合はママが強い口調で叱りますよ。それが普通です。叱られてバツが悪くなってそそくさと帰る人もいれば、素直に謝って飲み直す人もいます。でも次からはみんな紳士になってますね」

叱られて帰ってしまうようなお客でもプライドは高いので、たいていは2度と来なくなるという。別段出入り禁止にしなくとも済むというわけだ。相手が大スターだろうと企業のお偉いさんだろうと、ダメなものはダメとハッキリ言う。それは彼女たちのプライドでもあると。

香川の件では、被害者の女性がママを訴えたのだったが、それはあながち間違ってはいなかったと言えるだろう。

https://news.yahoo.co.jp/articles/11763fdbd7d99bd1d0d275a5fbd7020655a49c74