1975 年からほぼ 10 年間隔で女性の年齢階級別就業率のグラフを
見つけることが出来たので、これを元に生まれた年代ごとに年齢で
就業率がどのように変化していったかをまとめてみた。

明確に見えるのが、かつて M 字カーブを作っていた 30 代での
落ち込みが 1990 年頃を中心とする年に生まれた世代から消えたこと。
これは今の 30 代が強い共働き指向で保育園問題などが起きている
現在の状況と非常によく対応する。

もう一点分かるのが、M 字世代も一様ではなく、あとの生まれに
なるほど就業に戻る割合が高くなること。また、まだ予測の域を
抜けないけれど、一旦就労した後に再度リタイアする年代が
高年齢にシフトする傾向が伺わること。現在 70 歳くらいの人は
40 代を過ぎたら再リタイアしていたけれど、それ以降の世代では
その年令が 50 代過ぎにシフトする傾向が認められる。

専業主婦になった人も必死に高齢になるまで働き、若い人は
そもそも専業主婦を選ばなくなったことが数字の上からも読み取れる。