
https://www.fnn.jp/articles/-/417098
トイレまでついていく甘えん坊の“おじいちゃん柴犬”…17歳と思えない軽やかな足取り! 普段の元気ぶりを聞いた
飼い主さん家族が大好きな柴犬の動画がインスタグラムに投稿され、話題となっている。
「甘えん坊いっちゃん。別名『金魚のフン蔵』ワハハハ‼︎」とのコメントと共にインスタグラムに投稿されたのは、約5秒の動画。映っているのは、柴犬の「伊佐蔵」(オス・17歳)くんと、飼い主のお母さんだ。
お母さんがトイレに行こうと廊下を急ぎ足で歩いていると、後ろから伊佐蔵くんがぴったりと追いかけている。17歳とは思えないほど、軽やかな足取りで元気そうだ。
そして伊佐蔵くんは扉の前で待ち、お母さんがトイレから出てくると、一緒に戻っていったのだそう。
伊佐蔵くんの飼い主で、動画を投稿した「三角 香龍」(@aromaticdragon)さんによると、柴犬の17歳は人間の年齢でいうと、90歳近くになるという。
この微笑ましく可愛い動画にインスタグラムでは、「可愛い 17歳とは思えないです」「元気ハツラツおじいちゃん?」などの声があり、約1万7000件のいいねがつくなど話題となっている。
耳や目が悪くなって家族を頼るように
17歳とは思えないほど元気にお母さんを追いかけている伊佐蔵くんだが、なぜこのような行動をするのだろうか?また、普段もこんなに元気なのだろうか。娘さんで飼い主の「三角 香龍」さんにお話を伺った。
ーー動画の続きを教えて
動画の後は、適当にオヤツを欲しがったり、昼寝をして普段通り、過ごしています。
ーーなぜついてくると思う?
目や耳が悪くなってきた13歳頃から周囲の状況判断が難しくなり、それに合わせて徐々に誰かを頼るようになり、追いかけるようになりました。
だいたいどの犬も年齢を重ねると若干、情緒不安定な様子になります。それも半年から1年ほどで「人を頼ること」を学習して落ち着きます。伊佐蔵も今はすっかり家族を頼ることで穏やかに過ごしています。
ーーどんなどきについてくる?
たまたま誰かが部屋を出ていくのに気づいたときが多いです。ただ、出かける用があるときは早くから察知していることもあります。また、部屋に誰かひとりしか居ないと分かっているときもちょっと気をつけているみたいですね。頻度は1日に数回のときもあれば、何週間もないときもあります。
ーーこの状況をみてどう思った?
こういう行動を見て、すぐ情緒不安定と判断する人は少なくないですが、日々刻々と五感が閉ざされつつある老犬にはごく普通の行動と思います。素直に人を頼ることで感覚を補おうとする部分は、これまで培った人と犬の関係を表していると思います。