世耕氏「旧統一教会の教義 賛同する自民議員は一人もいない」


 自民党の世耕弘成参院幹事長は6日の参院本会議で、世界平和統一家庭連合(旧統一教会)との関係がクローズアップされている安倍晋三元首相について、「教団とは真逆」と親密な関係を否定した。

 代表質問に立った世耕氏は旧統一教会を「『日本人は謝罪を続けよ』と多額の献金を強いてきた団体」と表現。安倍氏が首相時代の2015年に発表した戦後70年談話で、次世代に「謝罪を続ける宿命を背負わせてはならない」と主張していたとして、「この教団とは真逆の考えに立つ政治家だった」と語った。

 「この団体の教義に賛同する我が党議員は一人もいない。我が党の政策に教団が影響を与えたことはない」とも語った。世耕氏の発言に本会議場ではどよめきが起きた。

 インターネット上では、「ズバッと言ってくれてすっきり」と評価するコメントがある一方、「『我が党に一人もいない』とか寝言を言ってた件」「自民党の政策、改憲草案は、統一教会の教義と一緒ですが!偶然とは言わせませんよ」との声もあった。
https://mainichi.jp/articles/20221006/k00/00m/010/123000c