バイデン米大統領は6日、大麻の単純所持に関する過去の犯罪について全て、恩赦をすると発表した。
バイデン氏は大統領に当選する前から「大麻使用の非犯罪化」を公約に掲げており、11月の中間選挙を前に、大きな政策変更を打ち出した。

 バイデン氏は同日のビデオメッセージで「大麻の所持だけで刑務所に送られることは、あまりにも多くの人々の人生を狂わせてきた。大麻はすでに多くの州で合法化されている」と述べた。
連邦法では現在、大麻はヘロインやLSDと並んで最も危険な物質として分類されている。バイデン氏は、この分類も見直しを進めると明らかにした。

 恩赦の対象となるのは、過去に大麻所持によって連邦法違反で有罪判決を受けた人。1991年以降、昨年までに6500人に上る。バイデン氏は各州知事に対し、州法違反で所持に問われたケースも同様に恩赦をするよう求めた。
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