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電車内での痴漢をなくそうと品川女学院高校の生徒が制作した「痴漢反対」のメッセージを込めたポスターが品川区内の駅などに掲示されました。

ポスターを制作したのは東京・品川区の品川女学院高校の生徒、河合希実さん(16)ら5人です。

河合さんらはポスターに、“ハート”と電車の「トレイン」をかけた「Heartrain(はーとれいん)」という痴漢反対のマークと
「痴漢を見かけたら、迷わず声かけ・助け合いをしましょう」というメッセージを描きました。

先月、行われた学校の文化祭で同じデザインのトートバッグなどの雑貨を販売したことが評判を呼び、
警視庁の協力でポスターがきょう(7日)から品川区内の京急の駅や都営バス、区役所などおよそ50か所に掲示されました。

河合さんらは「電車に恐怖を感じるようになった」という同級生の痴漢被害の体験談を聞き、誰もが安心して乗車できる環境を作ろうとポスター制作を決意したということです。

品川女学院高校 河合希実さん
「痴漢って言うのは人の生活に支障を与えてしまう犯罪なんだなと衝撃を受けて。
自分は関係ないということではなくて、(声をかけたりすることで)自分たちにも何かできることがあるんだな、ということを知って欲しい」

警視庁によりますと去年、都内で痴漢行為で摘発されたおよそ1200人のうち、半分ほどが駅や車内での犯行で、「活動をバックアップして都民の安全に貢献したい」としています。