トヨタ自動車創業者の故豊田喜一郎氏の顕彰碑が母校にあたる現在の愛知県立明和高(名古屋市東区)の敷地内に建立された。7日には除幕式があり、大村秀章知事やトヨタ自動車の桑田正規副社長らが参列した。 喜一郎氏は「発明王」として知られる豊田佐吉氏の長男。「日本に自動車産業を興す」との思いで、1933年に豊田自動織機製作所(現豊田自動織機)に「自動車部」を発足させた。 喜一郎氏は08~13年、県立明和高の前身となる「私立明倫中」に在籍したが、当時の写真はトヨタ自動車歴史部資料課にもなかった。 同校教員が今年4月、校長室書庫を整理していたところ、喜一郎氏の写真が掲載された卒業アルバムが見つかった。同窓会では多くの若者に喜一郎氏のように日本を支え、世界で活躍できる人になってもらおうと、当時の写真を生かした顕彰碑を建立した。
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