「生きづらさ」を生んでいるのは何か 問われぬ社会構造、続く苦しみ

 「生きづらさ」という言葉を目にすることが増えました。
教育社会学者の桜井智恵子さんは、この言葉によって「問題の個人化」が起きていると警鐘を鳴らします。
どういうことなのか、話を聞きました。

 「生きづらさ」は、問題が個人に返ってきてしまう言葉です。
その結果、生きづらさの背後にあるものは変わらず続いてしまう。
問われるべきは、生きづらくさせている能力主義や自己責任の社会であり、
この言葉だけでは、出口がない状態だと感じます。

https://www.asahi.com/sp/articles/ASQB3658YQB3UPQJ00K.html