https://www.nikkei.com/article/DGXZQOUD264WS0W1A820C2000000/

フジロック 2年分の思いぶつける熱演をリポート

2年ぶりの「フジロックフェスティバル」(8月20~22日、新潟県湯沢町)は新型コロナウイルス感染症の流行を受け、同フェス史上初めて海外アーティストの招請を断念し国内勢だけで開かれた。いつもより大きなステージを任せられたアーティストたちは、2年分の思いをぶつける熱演を見せた。写真と共に振り返る。

くるり(グリーンステージ)

次に向かったのは最大のグリーンステージの「くるり」。岸田繁のわびさびを感じさせる声が、トンボが飛び交う野外会場にぴったりだ。朝から炎天が続いていたが、涼やかで力の抜けた演奏に誘われるかのように、風が抜ける。シンプルなのに情緒豊かな歌が気持ちいい。