札幌市内の公立中学校に勤務する男性教員の管理する生徒の個人情報が流出した疑いのあることが13日、毎日新聞の取材で明らかになった。学校と市教育委員会も同様の事態を把握しており、事実確認を進めている。毎日新聞が入手した資料によると、成績だけでなく、男性教員が生徒を性的表現で評価するものが含まれていた。

一連の資料は不特定多数に流出したとみられる。毎日新聞が入手した資料によると、生徒一人一人の成績や評価が書かれた「評価一覧表」。これらは2021年度に担任を務めたクラスの生徒たちのものとみられる。

クラスの女子生徒についての記述もあった。自身が予測した胸の大きさとともに「いい体してる」「ちょうど良い体型」「そそられる」などといった性的表現を用いてランク付けをする表記がされていた。一方、男子生徒に対しては「生意気な、くそガキ」「まじでうるさい」などといった不適切な言葉が記されていた。

このほか、流出した資料に生徒を盗撮したものとみられる画像があることも確認されており、市教委などが調査中だ。毎日新聞の取材に対して、市教委は「慎重に事実確認を進める」とコメントした。【金将来】