◇13日 秋季教育リーグ「みやざきフェニックス・リーグ」 中日5-4ロッテ(アイビー)

 ナゴヤ球場の外野を走った竜戦士が中日屋内練習場へ移動した。人工芝に腹ばいで突っ伏す。そこから両手両足で体を支え、前へ進んだ。5メートル、10メートル…。全身の筋肉を使って進んだ。

 短距離に長距離、筋力トレーニングに、コモドドラゴンの動き。塚本ストレングス&コンディショニング担当は「体幹強化と、手足を連動させる機能向上のためです」と説明した。肩甲骨への意識を高め、可動域を広げてけがを防ぐ効果も期待できる。

 コモドドラゴンはインドネシアのサバンナなどに生息する爬虫(はちゅう)類で、世界最強のトカゲ。体長2メートル、体重100キロ超も珍しくない。肉食で、いったん獲物にかみついたら血液の凝固を防ぐ毒を出し、失血死へ追い込む。

 この日で秋季練習の第1クールが終わった。メニューは午前中から昼食を挟んで体力強化。その後、技術練習へ移行する。立浪監督は「走ることからしっかりやろうと思って。1年前は実技中心で、あまりランニングもできなかった。まず、徹底して体を鍛えるということです」と説明した。

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