滋賀県草津市の自宅で小学生に自慰行為を見せたとして、強制わいせつの罪に問われた放課後児童支援員の男(36)の初公判が14日、大津地裁(西脇真由子裁判官)で開かれ、被告は起訴内容を認めた。検察側は懲役1年6月を求刑し即日結審した。判決は21日。

 起訴状によると男は5月15日、自宅で当時11歳の女児に体を触らせてほしいと言った上、自慰行為を見せた、としている。

 検察側の冒頭陳述などによると、男は児童の預かりサービスとして自宅を無償で開放しており、当日は被害者を含む児童5人が宿泊し、被害者のみを呼び出したという。論告では「児童や保護者からの信頼を利用して犯行に及び、被害について話さないよう口止めしていて悪質」と非難した。弁護側は「ボランティアで子どもの居場所づくりや親の負担軽減に努めてきた」と酌量を求めた。

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