世界日報2022年10月12日

いずれにしても、頸部(けいぶ)の銃創と心室に開いた穴、さらには消えた致命弾などに対する納得のいく説明がなされない限り、
山上容疑者以外からの銃撃の可能性などさまざまな疑念を払拭(ふっしょく)することはできない。

警察当局は、事件の全容解明に全力を挙げるというが、全容というなら、これらの疑問を完全に払拭する解明が要求される。
ところが、その真相の究明、全容の解明を阻もうとする人々がいるようだ。

事件の真相究明を訴えてきた青山繁晴議員は9月30日にアップした自身のブログの中で、
「警察を含む政府側は今回、公判前であっても、司法解剖に基づく見解をきちんと内外にしめすべき」と述べ、
さらに自身が「恐らくは国会議員の中で唯ひとり」このことを、政府側に繰り返し働き掛けてきたとした上で、
9月28日、「強大な権力を持つ側から『そんなことを仰っていると、青山先生のためにもなりませんよ』という言葉が発せられました」と明らかにしている。

これに対し青山氏は「それは脅しだ」と指摘し、逆に憤激して、徹底的に対抗した結果、
「何らかの対応がある、司法解剖による所見の説明があり得る」という連絡が、その後来た、と記している。

青山氏と同じく事件の真相を追求しているフリージャーナリストの山口敬之氏も、同様の脅迫を受けていることを、
ユーチューブ番組「文化人放送局」などで明らかにしている。山口氏の場合、脅迫、恫喝(どうかつ)は同氏の周辺にも及んでいるという。
https://www.worldtimes.co.jp/japan/20221012-165714/2/