山上容疑者の伯父と旧統一教会の終わらぬ返金バトル 拘置所には全国から「差し入れ」が〈dot.〉

10/15(土) 8:00配信AERA dot.

 伯父が注目しているのは、母親が受け取った山上容疑者の父親の生命保険金6000万円だ。

 伯父によれば、父親が亡くなった際、生命保険金6000万円は母親と、当時4歳だった山上容疑者も含め3人の子どもたちに相続する権利があった。母親が半分の3000万円、残り3000万円が子どもたちだ。

「母親は6000万円をすべて旧統一教会に献金しています。しかし、6000万円のうち3000万円は3人の子どもの親権者として受け取っているので、同意がないと使えません。母親は3人の子どもが受け取るべき、3000万円を横領したことになります。旧統一教会もその共犯となりかねない」

 伯父はそう厳しく批判し、旧統一教会側に通知書を送付し、返金を求めている。

 最近になって、福本修也弁護士から回答があった。福本弁護士は旧統一教会の事件後の記者会見にも同席していた顧問弁護士だ。

「けっこう長い文面でした。旧統一教会としては、母親から『自分が6000万円を相続した』と聞いたので、献金してもらったという内容。記者会見で述べている旧統一教会の言い分、コンプライアンス宣言をして高額な寄付はもう受領していないとか、関係ない話が多くありました。そんなことは関係なく、弁護士として保険会社に照会をかければ契約内容はすぐわかります。母親のいう通りでなく、こちらの主張の内容だったら怖いのでできないのでしょう」

https://news.yahoo.co.jp/articles/c13b460ba8a0a45d86d87a42625bc5102207fc21