フェイスブック(FB)を運営する米SNS大手メタは27日、米国内の世論誘導を狙ったとみられる中国から発信された集団のアカウントを削除したと明らかにした。
11月の米中間選挙を前に、中国発で米国内の世論誘導を狙った動きとしては初めてだとしている。

 メタの報告書によると、米国を狙った中国発の世論工作は、昨年秋から今年9月半ばまでの間、4回にわたって確認された。
米国の超党派の市民を標的にしていたといい、バイデン米大統領や共和党のルビオ上院議員を批判する投稿などが確認されたという。
関わったFBアカウントは約80と小規模で、投稿は広く拡散されなかったという。

 これらのアカウントは、中国の平日のオフィスアワーの午前9時〜午後5時の時間帯での投稿が多く、ランチタイムや週末には投稿が減っていたという。
北京と米東部は12時間の時差があり、中国の昼間は米国では深夜帯にあたる。
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