NHKの番組の撮影で長野県大鹿村の大西山に入山したスタッフの男性が滑落して、死亡しました。所属するNHKの関連会社は「業務中の事故で重く受け止めている」とコメントしています。

死亡したのはNHKエデュケーショナルのエグゼクティブプロデューサー・田島徹さん61歳です。

田島さんは来年1月にNHK・BSで放送予定の巨木を紹介する番組の制作責任者として、16日、スタッフ9人で大西山に入山しました。

撮影を終えて下山中の午後4時頃、標高1150メートル付近で登山道から急斜面を約100メートル滑落し、他のスタッフが通報しました。

17日朝から捜索が行われ午前7時半ごろ、発見されましたが現場で死亡が確認されました。

住民によりますと登山道は急で滑りやすい場所もあり、特に下りは注意が必要ということです。

一行にはカメラマンや研究者の他、山岳ガイドもいたということです。

NHKエデュケーショナルは「業務中の事故により社員が亡くなったことを重く受け止めている。当時の状況を確認し、適切に対応して参ります」とコメントしています。

https://news.yahoo.co.jp/articles/4daa7d2b02b560673ba38a66e3134e414bb342a0