全国銀行協会(全銀協)の半沢淳一会長(三菱UFJ銀行頭取)は定例記者会見で、三井住友フィナンシャルグループ傘下のSMBC日興証券が三井住友銀行と事前同意がない顧客情報を共有し、金融庁の行政処分を受けたことに関し「会員行で皆さんの信頼を損なう事象が発生し、申し訳ない」と陳謝した。

この事件を受け、全銀協は理事会で、顧客本位の業務運営を徹底することを申し合わせた。半沢氏は「金融界全体で真摯(しんし)に受け止め、管理体制の見直しを含め改善を図る」と述べた。


全銀協は、人工知能(AI)を活用しマネーロンダリング(資金洗浄)の監視を強化する取り組みを2024年度から段階的に始めることも正式に発表した。

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