フリーアナウンサーの田口尚平(31)が、20日放送の日本テレビ系「ダウンタウンDX」(木曜後10・00)にゲスト出演し、
古巣・テレビ東京の男性アナの不遇ぶりを自虐たっぷりに明かした。
「テレビ東京はアナウンサーになりたい人にとっては最後の希望」という田口アナ。
「僕はNHK、日テレ、フジテレビ、テレビ朝日を最終試験で落ちているんです。最後にテレビ東京に拾ってもらったんです」と経歴を明かした。

ところが、入社してみると、男女のアナウンサーの格差にがく然としたという。
「女性アナウンサーは昼間もずっと忙しいんです。ロケに行ったり、バラエティーに出たりとか」。
引っ張りだこの女性アナと対照的に、自由な時間が多い男性アナ。「男のアナウンサーは昼間はずっと飯食いながら中継見てる、みたいな」と明かすと、
MCの「ダウンタウン」松本人志から「ホントに何もしないんですね、昼間」とツッコミを受けていた。

もともとはスポーツ実況などを担当したくて入社したというが、「テレビ東京ってメジャーなスポーツが卓球しか…」とぶっちゃけた。
松本から「あんまり言い方良くないよ」と再びいじられると、田口アナは「ゴルフとか競馬とかもあるんですけど」と訂正。
「アナウンサーになる人間って、サッカーの実況をしたいとか、野球の実況をしたいとか言って入ってくるんですけど、
ないから、他局のスポーツ中継をみんなでずっと見てる」と明かした。

そんな理由で、「実況のサンプル」が少ないというテレ東。それでも上達したい田口アナは、
「自局のチャンネルを付けていても実況をやっていないので。うまくなりたいので」と、古舘伊知郎アナ、徳光和夫アナらの過去の名実況をネットで探したという。

過去の実況に学んだのは、テレ東ではあまり歓迎されなかった「おお〜っと!」など驚きの表現を織り交ぜたスタイルだった。
「古館さんとか徳光さんの実況を参考にして、ゲーム実況に生かせないか」。テレ東を退社した現在は、ゲーム実況という新たなジャンルを開拓し、人気を博している。

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