粗末すぎる給食で禁錮192年6ヶ月

 2018年に話題になったのが、タイ南部スラタニ県ターチャナ郡にあるバーンターマイ学校の粗末すぎる給食。
カノムチンという米粉で出来た麺にナンプラーだけという極めて質素で栄養の不足したメニューが問題になり、
校長は停職処分となって、役所による調査が行われたと報じられました。

 裁判所は2022年10月21日、給食を質素にしたことで残った給食費用を着服したバーンターマイ学校の元校長を
77件の詐欺行為で有罪とし、禁錮385年の判決を言い渡しました。
しかし、元校長がすべてを認めたため減刑となり、禁錮192年6ヶ月となりました。
しかし刑法によると、一回あたりの禁錮は50年を超えてはならないとされているため、さらに禁錮の期間は短縮されます。

 裁判所は、総合的に判断すれば、子供たちから栄養を奪い、
その身体的発達に長期的な影響を与える可能性があるとして、執行猶予なしの実刑判決となりました。

https://www.thaich.net/news/20221022sw.htm