研究費が飛んでしまう
訪ねたのは山口県立大学の図書館です。

「年々厳しくなっているんです」

図書館長を務める松尾量子教授が話してくれました。

見せてくれたのはこの図書館が保有する外国の論文集などのリスト。

見ると大学では海外の論文がまとめられた学術雑誌のデータ「電子ジャーナル」を22種類、外国の雑誌を13種類を購入、所有していました。

山口県立大学 松尾量子教授
洋書を扱う日本の代理店とは1年単位で契約を結んでいます。ここ数年は毎年1割ほど契約料が値上げされてきたんです
そこに急激な円安が追い打ちをかけます。

電子ジャーナルについて先月、来年の契約料を見積もりしたところ、これまでにない値上がりが見込まれたのです。
【契約料】
ことし… 526万円
来年…732万4000円(+39%)
値上げ率はこれまでを大幅に上回る約39%でした。

https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221021/k10013865721000.html