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「カープ寮のご飯は12球団で一番おいしい」 新井監督が1位指名の斉藤にあいさつ

広島東洋カープからドラフト1位指名を受けた北海道・苫小牧中央高の斉藤優汰投手が21日、同校で新井貴浩監督らから指名あいさつを受けた。緊張した様子で同じ身長189センチの指揮官を出迎え「よろしくお願いします」とあいさつした。

 新井監督から「広島とカープは昔からすごく強力に結びついている。斉藤君を1位指名でき、広島の街は大喜びで大歓迎。もろ手を挙げてお待ちしております」と語りかけられると、少しずつ表情を崩した。

 「聞きたいことがあれば何でも」と胸襟を開く指揮官に、斉藤は「北海道から出たことがない」と不安を吐露。「広島はすごくいい街。球団、スタッフの方、ファンの方を含めて家族。何も心配することはない。楽しみにして来て。何かあったら自分に言ってほしい」と語りかけられ、何度もうなずいた。

 さらに、食事で体を大きくしてきた斉藤は「おすすめのご飯」を質問。「広島焼き、お好み焼き。野菜もたっぷり入ってバランスもいい」と勧められ、「カープの寮のご飯は、おそらく12球団で一番おいしい」と続ける指揮官に「楽しみです」と返事をした。

 約40分間の初対面。ドラフト会議で使用した入場パスに「感謝」の言葉とサインを書いてプレゼントされ「家宝にします。新井監督は大きくて、優しそうで安心しました」と喜んでいた。