同レートの低下は対外的な購買力の弱さを示しており、食料や原油など輸入品の価格高騰を通じて家計や企業に悪影響をもたらしている。

 19日に国際決済銀行(BIS)が発表した9月時点の円の実質実効為替レート(2010年=100)は57.95で、70年9月(57.64)以来の低さとなった。
ピークだった95年に比べると4割の水準に低下した。