◎育成選手制度とは
若手選手の発掘と育成のために支配下70人枠の外で契約できる制度。通常のドラフトとは別に育成ドラフトで指名される。基本的に通常の契約より年俸も低く、背番号は3桁、一軍の試合には出場できないなどの制限がある。
◎育成選手は人的補償の対象外
フリーエージェント(FA)によって選手が移籍する際、移籍元の球団は移籍先の球団から人的補償選手を獲得することがある。人的補償選手は移籍先球団が提示したプロテクトリスト28人の外から選ばれるが、育成選手は人的補償の対象外となっている。
◎巨人、育成プロテクトを発明
巨人はこの制度の穴をつき、一軍で実績のある選手を含む大量11人を怪我などを理由に支配下契約から育成契約に変更。これにより育成契約となった選手はプロテクトリストに含める必要がなくなる。なお育成契約となった選手は来シーズンに再度支配下に戻せば一軍の試合に出場できる。今年も実績あるベテラン梶谷(34歳・年俸2億円)などを育成契約に変更。これが育成選手制度の目的にそぐわないのは明らかである。巨人は今オフのFAで西武の森友哉や阪神の西勇輝を狙ってる模様。
巨人が梶谷隆幸ら11選手を自由契約 いずれも育成で再契約の見込み
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