空飛ぶクルマ、つまり電動垂直離着陸(eVTOL)機を開発するスタートアップのSkyDrive(愛知県豊田市)は2022年9月26日、設計・開発を進めている商用機「SkyDrive式SD-05型」(以下、SD-05)のデザインや仕様を公開した。2025年4月に開幕する「2025年日本国際博覧会」(略称:大阪・関西万博)では、この機体を使い、国内初となる大阪ベイエリアでのエアタクシーサービスの開始を目指している。同社取締役CTO(最高技術責任者)の岸信夫氏に、SD-05の開発や今後の計画などについて聞いた。(聞き手:内田 泰=日経クロステック/日経エレクトロニクス)
「SD-05」の機体開発で最も重視したことは何でしょうか。
まずは10kmという航続距離を確実に達成することです。そのうえで型式証明を取得できるように、安全性を確保できる設計にしました。こうしたことから、機体の形態が決まっています。
https://xtech.nikkei.com/atcl/nxt/column/18/02128/00014/