私の古巣、テレビ朝日がなんだかおかしなことになっている気がします。ここのところ、次々と「炎上騒ぎ」を引き起こしていますよね。

まずは「羽鳥慎一モーニングショー」での玉川徹コメンテーターの、事実に基づかないコメント問題。安倍晋三元首相の国葬で菅義偉前首相が読んだ弔辞を、あたかも電通が仕掛けたかのようにした発言は、自民党支持層など保守派を中心に怒りを買いました。

かと思えば今度は、テレビ朝日がサイバーエージェントとともに運営するABEMAの番組が引き起こした、ひろゆき氏の「辺野古座り込み揶揄」問題。こちらは辺野古基地建設に反対する革新系の方々を怒らせました。なんだか「右から左まで」多方面の感情を逆なでして回っていて、お忙しいことですなあ、という感じです。

なんかこの2つの問題に、僕は共通性をかなり感じています。要はどっちも「炎上商法」というか「あおり芸」なんですよね。言っていることは根拠がなかったり、あるいはほぼどうでもいいような「イチャモン」だったりなのに、言い方がいかにも「自分とは違う意見を持つ人たちを挑発することだけ」を目的とした感じなんですよね。

けんか腰で、ちゃかすというか混ぜっ返しているだけ。別にそこにそんなに論理的で本質的な批判は入っていない。

なんだかまるで小学生男子がクラスの優等生の女子やお母さんに憎まれ口をたたいているのとおんなじような印象を受けてしまいます。なんだかあまりレベルが高い気がしませんよね。

https://news.yahoo.co.jp/articles/24c5e246a27d1197e30b96bef1bc824bc10ee842