安倍晋三元首相の失血死…約4時間半に渡る救命措置「輸血100単位以上」の凄惨

日本中を震撼させた安倍晋三元首相の銃撃事件。死亡が発表されるまでの間、無事を祈る声や事件に対する憤りの声が上がる一方で、
安倍元首相への救命措置に対し、「輸血の無駄」「一般人ではありえない優遇」と評して冷たい眼差しを向ける人も少なくありませんでした。
安倍元首相の救命処置に対しては、さまざまな考えや意見があるでしょう。しかし、単なる優遇や無駄遣いと考えるのは尚早ではないでしょうか。

「輸血100単位以上」は「輸血の無駄遣い」「優遇」?
7月8日午前、奈良市で街頭演説をしていた安倍晋三元首相が銃撃され、約5時間後に搬送先の奈良県立医科大学付属病院で死亡しました。

搬送先では、20人以上もの医師や看護師が治療にあたり、安倍元首相には100単位以上もの輸血が行われたといいます。

輸血の1単位とは、200 mlの献血から作られる量を指します。大量出血の際に主に用いられる“赤血球の輸血(赤血球製剤)”は、1単位=140ml。
単純に考えると、安倍元首相の救命措置では、約14リットルもの輸血が行われたということになります(※)。

https://news.yahoo.co.jp/articles/1dc7201d5bf87f854f4d87e360f6aabfbe1e9c0d