第2次大戦中の主食が人気! スパムや魚の頭の売り上げ増加

■生活費が高騰を続ける中、より安い食品を求める英国人の間でスパムと魚の頭の売り上げが伸びているという。
「メトロ」紙(電子版)が報じた。

 大手スーパーマーケット、ウェイトローズの年次飲食報告書によると1937年に誕生し、
優れた保存性から第2次世界大戦時に米軍に採用されたスパムが今再び脚光を浴びているという。
ウェイトローズはスパムを「2022年の復活キング」と呼んでいるとコメント。
料理人たちは創造力を駆使してフリッターや寿司、ケバブ、そして定番のスパムバーガーのレシピ作りに励んでいる。

 魚の頭は日本人にはご馳走だが、英国では本来は不人気。ところがカレーやスープ、シチューの具材として売り上げが34%増。
もう一つの大戦中の主食、ピルチャード(pilchard=ヨーロッパマイワシ)の売り上げも1月以降、2倍以上に跳ね上がっている。
また、牛のすね肉や頬肉、羊の首肉など、普段は敬遠されがちな肉の売り上げもそれぞれ23%、9%、4%ずつ増加。
ウェイトローズは「食品ロスを可能な限り減らすため、全部食べよう(use it all.)とする傾向が高まっているようだ」と話している。

https://www.japanjournals.com/uk-today/17409-221028-1.html
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