福島県いわき市の国宝・白水阿弥陀堂で6日から、プロジェクションマッピングの上映が始まる。極楽浄土の世界を表現した天井絵を堂内で再現し、幻想的な光景を映し出す。2日、報道陣に公開された。

 阿弥陀堂の天井には、極楽浄土にしか咲かないとされる「宝相華(ほうそうげ)」が細やかに描かれている。平安時代に描かれ、現在はかすかに見える程度になっていることから、2020年にプロジェクションマッピングとして再現。今回は2年ぶりの実施で、天井だけではなく堂内全体に投影エリアを拡大した。宝相華のほか、ハスの花や鳳凰(ほうおう)が舞う姿などを鮮やかに投影する。

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