新基金は500億円、原発処理水放出の風評対策 漁業者の理解は

東京電力福島第一原発から出る処理水の海洋放出に向けて、政府が風評被害対策として漁業者支援に500億円規模の新たな基金をつくることがわかった。臨時国会に提出予定の2022年度第2次補正予算案に盛り込む方向だ。

 東電は23年春にも処理水を放出する計画で、漁業者らが強く反対している。今回の基金では「持続可能な漁業の実現に向けた取り組みに対して支援を実施する」としている。関係者によると、高騰する船の燃料費などの補助に使われる見込みだ。政府は21年度の補正予算でも300億円を計上し、水産物の冷凍保管や販路拡大を支援する基金をつくっている。

https://news.yahoo.co.jp/articles/919dc72b7f856d0f993b8fd3087a1967b769c140