老人脳にならないスマホとのつきあい方|80歳でも脳が老化しない人がやっていること

些細なことで感情的になり、必要以上に大きな怒鳴り声を上げるような老人を、スーパーやコンビニなどで目にする機会が増えてきたように思う。
実際にどれだけ増えたのか“数字”で確認したわけではないが、「老害」などということばが一般化していることは、その数が増加していることの証明であるとも考られるだろう。

事実、脳科学者である『80歳でも脳が老化しない人がやっていること』(西剛志 著、アスコム)の著者も、次のように述べている。

周りが気にならなくなる、記憶が曖昧になる、同じ主張をくり返す、感情的になる。
年齢とともにそういう傾向になる人がかなりいます。こういう行動を知らず知らずにとってしまうのは脳の老化現象の一種です。
私はこれを「老人脳」と呼んでいます。(本書「はじめに」より)

だが、そうした人が目立つ一方、まったく逆の人がいることも事実だ。
80代や90代になっても新しいことに積極的に挑戦し、前向きに元気に、若々しく過ごしているというようなタイプがそれにあたり、一般的にそういう人は「スーパーエイジャー」と呼ばれたりもしている。

だとすれば、両者の差がどこにあるのかを知りたいところではある。

ちなみに著者によれば、人間の脳が生活習慣や思考習慣によってどう変わるのか、成果を上げる人と上げられない人は脳にどのような差があるのかなど、多岐にわたる研究をしてきた結果、わかってきたことがあるのだそうだ。

老人脳は後天的なものであり、日々のさまざまな習慣(思考×行動)の積み重ねによって変えられるということ。
また習慣を変えることによって、老人脳を遠ざけることができるということ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/451b2f2c81e6efb303ef5ce92e01db535141bf45