覚醒剤、下半身に隠し密輸 訪日ツアー参加の女を摘発 成田税関、水際対策の緩和後初めて(千葉日報オンライン)
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旅行客と偽って覚醒剤を密輸しようとしたとして、千葉地検は4日、関税法違反と覚醒剤取締法違反の罪で、タイ国籍の女で自称洋服販売業、ヴィビュ・タナシャワコーングン容疑者(41)を起訴した。東京税関成田支署によると、新型コロナの水際対策緩和により今年6月に訪日団体ツアーが解禁されて以降、成田空港での外国人旅行者の摘発は初めて。

起訴状などによると、10月15日、タイから成田空港に到着した際、覚醒剤約246グラム(末端価格約1475万円)を避妊具やビニール袋に三つに分け、下半身に隠し入れ密輸しようとしたが、税関検査で摘発された。成田空港署の調べに「報酬をもらう目的だった。荷物を持っていくように言われた」などと容疑を認めていたという。

被告は東京都や神奈川県を巡る3泊4日の添乗員付き訪日観光ツアーに1人で参加していた。コロナ禍前の2019年にタイから来た人物による摘発が42件あり、同支署などで警戒していた。そのうち15件が同じ手口で、観光目的の入国も目立ったという。

10月11日以降、訪日個人旅行の解禁やビザ取得免除の再開など大幅に水際対策が緩和され、税関などで警戒を強化している。