ロシア撤退で協力者に冷たい視線 ウ軍奪還地

 ロシア国境から約35マイル(約56キロメートル)の場所に位置するシェフチェンコフは2月24日午後、戦わずして陥落した。その後の半年間にわたるロシアによる支配の中で、多くの地元住民が、ロシアがその畏怖を抱かせる軍事力によって、永遠にここに居座り続けると信じるようになっていった。

 シェフチェンコフの病院では、ロシア兵と付き合っていた職員が今も残っている。しかし、多くの同僚はもはやそうした職員と交流していない。
「彼女たちは私生活を立て直したかったのだろうが、間違った男性を選んだ。今やスタッフ全員から軽蔑されている」。ネスボイエワ氏はこう話す。
「彼女たちは優秀な労働者で、解雇はできない。でも、他の人たちから冷たくされていると一日中泣いている。当然の帰結ではあるが」

https://jp.wsj.com/articles/russian-retreat-in-ukraine-exposes-collaboratorsand-the-finger-pointing-begins-11667551898