【ソウル聯合ニュース】156人が亡くなったソウルの竜山区梨泰院での雑踏事故を捜査している韓国警察庁の特別捜査本部は7日、李林宰(イ・イムジェ)前竜山警察署長や朴熙英(パク・ヒヨン)竜山区長、チェ・ソンボム竜山消防署長を業務上過失致死傷などの疑いで立件したと明らかにした。事故当日の先月29日にソウル警察庁の状況管理官を務めた柳美眞(リュ・ミジン)総警も同様の疑いで立件した。

 事故を管轄する竜山区の関係機関のほか、警察の上層部やソウル市、行政安全部など上級機関に捜査が拡大する可能性もある。

 同本部は李林宰・前竜山警察署長に対しては、事故現場に遅れて到着し、ソウル警察庁長など上層部に遅れて報告したとして、職務遺棄の容疑も適用した。李氏が事故発生直後に現場に到着したと報告書を改ざんしたという疑いを巡っては、報告書を作成した職員を呼んで調べる方針だ。

 チェ・ソンボム竜山消防署長は事故発生当時、警察との共同対応や現場に出動する過程で適切に対処しなかったと判断している。

 朴熙英・竜山区長に対しては、関係機関との協議など事故の予防対策を講じていたかどうかなどを調べる方針だ。

https://news.yahoo.co.jp/articles/8d46ab025111a21798970d07e0def447aa4c0a5a