千葉県は7日、日本製鉄東日本製鉄所君津地区(君津市)の排水口から、水質汚濁防止法の排水基準を超える1リットル当たり0・1ミリグラムの有害物質シアンが検出されたと発表した。
排水基準は「不検出」で、0・1ミリグラムは検出の下限値に当たる。同社は原因を不明としており取材に対し「速やかに調査する」と説明。県はシアン流出を「遺憾」とし、早期の原因究明を求めた。

県によると、2018年以降、この排水口からシアンが検出されるのは同社の自主検査を含めて43回目。
県担当者は「非常に残念で、遺憾。抜本的な対策を求めたい。基準ぎりぎりでも検出されることはあってはならない」と述べた。

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