参院選の応援演説中に安倍晋三元首相が銃撃され死亡した事件で、殺人容疑で送検された山上徹也容疑者(42)について、奈良県警が銃刀法や公選法違反など5つの容疑での追送検を視野に検討していることが7日、分かった。被害者は1人だが、民主主義の根幹を揺るがすなどした重大事件と捉え、死刑求刑を見据えた当局の意思の表れとも言えそうだ。事件は8日で発生から4カ月を迎えた。 容疑者は世界平和統一家庭連合(旧統一教会)に入信した母親が総額約1億円を献金し家庭崩壊に陥ったとして、恨みから教団との関係が深いと思い込んでいた安倍氏を銃撃。奈良地検は刑事責任能力の有無などを調べるため鑑定留置を実施。今月29日までの予定で、終了後の取り調べを踏まえて地検と県警が協議、追送検を最終的に判断する方針だ。
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