https://www3.nhk.or.jp/news/html/20221108/k10013885071000.html

ことし7月、神奈川県逗子市で歩いていた4人に後ろから次々と体当たりをして転倒させ、顔の骨を折る大けがなどをさせたとして、
検察はアメリカ海軍横須賀基地の29歳の兵士を傷害の罪で起訴しました。

起訴されたのはアメリカ海軍横須賀基地に所属する兵士 クリーガー・ダニエル被告(29)です。

起訴状などによりますとことし7月9日の夜、逗子市の海岸近くの路上で、
歩いていた20代から50代の4人に次々と後ろから体当たりをして転倒させたうえ、暴行を加え、顔の骨を折る大けがなどをさせたとして傷害の罪に問われています。

警察は先月、5人に対する傷害の疑いで書類送検していましたが、横浜地方検察庁横須賀支部はこのうち1人に対する事件は不起訴にしました。

被害にあった50代の女性は「今も通院中で、痛みやしびれ、事件のショックに苦しんでいます。犯人からは一切、謝罪も賠償もありません。
日本の法律に従って厳重に処罰されるべきだと思っています」と弁護士を通じてコメントを出しました。

アメリカ海軍横須賀基地は「現在、確認中でコメントできません」としています。