1.声は著作権で保護されない。声に関して俳優や声優に認められているのは
 「著作隣接権」として定義される「実演家」の権利のみ。これに、機械学習の項目はまだ無い。

2.「発声権」というものが声優事務所を中心に提唱されているが、まだロビー活動のレベル。
 役者の権利拡大は、大人の事情も絡むため、法整備は容易ではない。

2.これらとは別角度で、ディープフェイク、ディープポルノは現在でも「人格権の侵害」として、名誉棄損などで民事&刑事処罰の対象となる。
 そのため、これを使って作った音声を公表し、学習元の人格を棄損したと証明されれば、「ツールの利用者が」処罰される可能性はある。
 ただし、ツールやモデルの作成者や配布者を、人格権の侵害として追及することは難しいと思われ、おそらくこちらは止められないだろう。
 ※例えばひろゆきメーカーのCoeFontは、学習元となる声の登録者に人格権を行使しないことを利用規約で求めている。
 (問題があった時の実効性は不明)