激戦地アリゾナで投票機故障、トランプ氏らが民主党非難材料に

米連邦議会中間選挙の激戦地とされるアリゾナ州で、投票開始からわずか数時間後に数十台の電子投票集計機が故障した。これをトランプ前大統領や共和党支持者らが、民主党に対する非難材料としている。

地元当局者によると、人口の多い南部マリコパ郡で約電子投票集計機の約20%が故障しており、技術者が修理に当たっている。ただ、故障があっても票の集計作業は可能だという。

機械の故障は多くの人の不信感をあおり、共和党支持者の間では、不正に対する不信感が募っている。

州知事候補のカリ・レーク氏(共和党)はこの問題を取り上げ、自身のツイッターアカウントで「有権者への警告」を発した。

アリゾナ州知事選は全米で最も僅差の争いの一つになる見通しで、トランプ氏が推すレーク氏は選挙不正に関する主張を繰り返している。

トランプ氏は自身のソーシャルメディア「トゥルース(真実)・ソーシャル」で「アリゾナ州から、共和党/保守派が多い地域で投票機が正常に作動していないとの報告が来ている。またか?国民は我慢できない!」と批判した。

https://jp.reuters.com/article/usa-election-arizona-machines-idJPL6N3240C4