事故当時の状況を調べている特別捜査本部は、きょう午前、韓国警察庁長官の執務室や現場を管轄する龍山(ヨンサン)警察署など55か所を一斉に家宅捜索しています。こうした中、韓国メディアはヨンサン署の署員が事故が起きる3日前に作成していた予想以上に多くの人が集まることを危惧する報告書について、上司が黙殺していたうえ、事故後には削除するよう指示していたと報じました。

この署員が削除を拒否すると、別の部下に削除させたということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/64a4fecc84b346dcdc16dd4e5d57afbbe5c09eca

韓国 聯合ニュース
「心停止の人が続出していた夜10時55分ごろ、ヨンサン警察署の前署長は後ろ手を組んだままのんびりとした様子でした」

韓国メディアが報じた防犯カメラの映像。写っているのは、事故が起きた繁華街を管轄するヨンサン警察署の当時の署長で、ゆっくりと歩いているように見えると指摘されています。

この署長をめぐっては、すでに提出されている事故の報告書に“事故が起きたおよそ5分後に現場に到着した”と記されていましたが、この映像は発生の44分後に現場から1キロほど離れた場所で撮影されたもの。

韓国メディアは“すぐ近くでは心停止に陥っている人がいた”などと批判的に報じ、特別捜査本部も報告がうそだった可能性もあるとみて、調査しているということです。
https://news.yahoo.co.jp/articles/8d080ce56781691ff5d2b217d526bc992d9438bf