元Twitter社員「某通信会社に個人情報を売るように命令されて辞めた。ユーザーのプライバシーはエンジニアの良心にかかってる」 [681166764]
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Twitterのオーナーが変わったので、俺がやるように業務命令された当時のTwitterがやろうとしていた非倫理的なことについてそろそろ話してもいいだろう。
dick costoloが追放されて、jack dorseyがパートタイムceoとしてやってきた2015-2016年頃。twitterは死にかけていて買収先を探していた。facebookもgoogleも買収は断った。
当時のTwitterは潰れる寸前だった。2016年の大統領選挙のおかげで息を吹き返したようなものだ。でも俺は辞めることになった。
当時の俺はTwitterで、新興地域(ブラジル、インド、ナイジェリアなど)でTwitterがうまく動くようにしていた。スマフォ周りの改善で、表向きではない仕事だ。帯域節約とか、メモリー消費量削減とか、バッテリー消費量削減といったことだ。
俺がやっていた仕事にスマフォアプリのログアップロードがあった。よそのスマフォアプリと同様に、Twitterはユーザーのすべてを記録していた。スワイプ、タップ、編集、遅延、あらゆるものをデバッグ、メトリクス、実験のために記録していた。ログのサイズは大きい。
アプリでは、HTTPレスポンスは圧縮されていたが、リクエストは圧縮されていなかった。ログの圧縮率は高い。そこで俺はgzip HTTPリクエストするように変更して、ログを受け取るサーバー側でもしかるべく対応した。これによりスマフォアプリの帯域消費量は40%減った。めちゃくちゃだな。
そういうわけで、俺は社内でスマフォログの第一人者になっていた。そのために俺は営業の戦略会議に呼び出されることになった。Twitterは当時死ぬ寸前であり、カネを必要としていた。とある巨大通信事業者が、北米におけるログの頻度データにカネを払う話が持ち上がっていた。
俺の計画は、頻度をキャリアとロケーションで集計するというものだった。俺はデータサイエンティストと協力して、他のデーターソースと照合しても匿名性を保つ適切な粒度(最小エリアサイズとエリア内の区別可能なユーザ数)を検討した。differential privacyと呼ばれるやつだ。
このデータを某通信事業者に送ったところ、データは約立たずだと返してきやがった。奴らは要求を変えて、自分のところの顧客が何人、競合他社の店に入ったかを知りたいと伝えてきた。どうもきな臭いが、まだギリギリでプライバシーに配慮した匿名化ができる範囲だろうか?
そうこうしていろんなデータを某通信事業者に送ってみたものの、奴らはまだ満足せず文句たらたらで、営業も文句たらたらだった。そこで俺は某通信事業者の本社に行って、本当にほしいデータは何なのか聞いてくるよう命じられた。奴らの要求はめちゃくちゃだった。
俺はその通信事業者のやたらハッスルした部長とやらと面談することになったわけだ。「我々がほしいデータというのは、ユーザーが自宅を出た時刻、通勤経路、一日の移動情報のすべてだ。少しでも情報が欠けたデータは約立たずだ。他のIT企業からはもっと多くのデータの提供を受けているのだよ」
俺は「できるわけねえだろクソが」をオブラートに包んだ返事をした。俺がそんな粒度でユーザーを特定なロケーションデータを売る世界線はねえよ。社内会議が頻繁に行われた。法務部は合法だと主張した。曰く、利用規約には反していない、と。
通常ならば、他のエンジニアに作業させるところだが、うちの部署の人間は全員プライバシー上の懸念を理由に拒否した。当時のTwitterはレイオフをしたばかり(歴史は繰り返す)で、他にできそうなエンジニアはいなかった。
うちの部署はレイオフの影響を受けなかったが、半分ぐらいは自発的に辞めた。Twitterは大量離職祭りのさなかだったのだ。俺はやれるだけのことはやったが、Twitterはまともに仕事ができる職場ではなくなっていた。そこで俺は祭りに便乗して辞めることにし、この話を打ち切った。
https://www.jimin.jp/news/information/204436.html
そういえばこんなこともあった。この話の最中に上司が変わり、極めて印象深い発言をした。「トラックにカネを詰め込んでお前にぶちまけたら、実装してくれるか?」 俺はなんと答えたらいいのかわからなかったが、そんなことで俺を揺さぶれると思うなよ。
俺のTwitterでの最後のメールはJack宛で、Jackは素早く返信し、「ちょっと誤解がないか調べてみるわ。そんなことうちはしないはずだ」という感じの内容だった。本件はJackの手に渡った。
俺の知る限り、プロジェクトは中止されたはずだ。Jackはこの話を気に入らなかったのだ。この思想をTwitterの新しいオーナーも持ち合わせているかどうかは知らん。俺の見立てではイーロンがデータを手に入れたらもっとヤバイことをするはずだな。
Twitterにまだいる社員に告ぐ。お前個人の拒否権はバカにしたもんじゃないぞ。常に効果的なわけでもないし、直訴とか告発しなけりゃならんこともあるし、クビになったりもするだろうが、個人の拒否権というのは用意しておくべき武器なのだ。 こんにちは。あたしはカウガール。
AAとして成り上がるため、スレを巡る旅をしています。
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/(Y (ヽ_ /・ ヽ  ̄ヽ
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_/ヽ /ヽ ̄ ̄/ヽ ジャップ支社は日本会議や勝共連合に平気で忖度しまくってたのにな (ヽ´ん`)「Twitter楽しい!」
通信会社「なんでこいつのスマホは何年も移動してないんだ?」
Twitter「さあ…」 >>6
> ジャップ支社は日本会議や勝共連合に平気で忖度しまくってたのにな
朝日やバズフィードの記事とか左翼のツイデモをトレンドにしてバランス取ってたんだろ gzipでそんな圧縮されるか?
というか翻訳がくさい 前にデータセンタでサーバセットアップしてたらDJみたいな格好のチャラそうな奴が近くのラックで作業し始めてどこの会社だろうって思ってたら「ウチ、xxx(某有名アダルト配信サービス会社)なんすけど~」とか勝手に話しかけてきた
離席時、ラックに鍵かけるどころかコンソール開いたままタバコ吸いに行くしセキュリティ意識など皆無という感じだった
プライバシーがエンジニアの良心にかかってるというのは本当 >>6
普通に違法行為繰返してるからな日本企業
頭が悪いし愚劣でキチガイ これ日本の話じゃないんでしょ?
日本は電気通信事業法があるからサービス事業者が顧客の属性データ売り買いするのは厳しいけどアメリカとかだと通信キャリアはそういった顧客の属性データ売り買いして莫大な利益上げてるんやろ
法律の違いやろ 邪悪になれば競争に勝てるし儲かる
逆に言えば邪悪にならないと似たようなサービスが乱立するIT競争を生き抜けない
GAFAMやソフバン、楽天を見ろよ >>8
馬鹿いうなそれは文字通り燃料だ
お客様はあくまでネトウヨ壺ウヨの側だ こんな事やってる癖にHUAWEIやTikTokにケチ付けるんだもんなアメリカ様は IT業界なんて大手も小口もみんなとっくにそうでしょ
ネットなんてそれ承知の上で使うもん >>4
個人の拒否権 Pocket Veto は捨てたものではないという結語が
このどうしようもない経緯に救いを与えていると思う >>19
韓国の方で、日本の巨大匿名掲示板の生ログを買い取る会社があって、後に日本の巨大広告会社と合弁会社を作ってログの受け皿にした
って話が20年前から流れてる国で、建前を言ってもなぁ >>23
ヤンキーのログ提供は愛国者条項で義務付けられた正義のログ提供
他国のログ提供はプライバシー侵害の重大犯罪 >>22
そんなん20年以上前からあるIT系翻訳やん >>11
東アジアのどっかの国でもアクセス急増で通信料金が急に増えて、閉鎖騒動でユーザーにヘルプを求めたら
規格化されサーバーに実装されているgzip圧縮オプションを使ってなかったというチョンボがあったな
見る人が見たら最初にチェックするところを当時の管理者は知らなかったという笑い話 ■ このスレッドは過去ログ倉庫に格納されています