今月に入りサンマの群れが根室海峡に 水揚げ好調で浜活気づく
根室海峡で今月に入ってサンマの水揚げが好調となり、地元は活気づいています。

サンマの棒受け網漁は、序盤は北太平洋の公海で行われていましたが、今月に入ってからは根室海峡にサンマの群れが来遊し、海峡内で漁が行われています。
この「海峡サンマ」を狙って道東・羅臼町の沖合には日没後に多くの漁船が集まり、色とりどりの集魚灯を照らしながら操業する光景がみられました。
9日朝、根室海峡に面した根室港には羅臼沖などで漁をした17隻の漁船が戻り、次々に水揚げをしていました。
中には、燃料代の高騰で北太平洋まで行くのを断念していた小型漁船の姿も見られました。
漁協によりますと、9日の水揚げはおよそ246トンだったということです。
中型漁船の漁業者は「羅臼沖でサンマがとれるのはめったにないことだ。魚体が大きいものもいたし、公海サンマと比べて脂の乗りもいい」と話していました。
漁業情報サービスセンターによりますと、羅臼沖にサンマの魚群が形成されたのは2017年以来だということで、「暖流に乗ってオホーツク海まで北上していたサンマの群れが今月に入って海水温が低下したことで、羅臼沖まで南下してきたと考えられる」と話しています。
根室海峡ではあと1週間ほどサンマがとれる見込みです。

https://www3.nhk.or.jp/sapporo-news/20221109/7000052278.html