クルマに興味がある方ならご存じのように、黒煙が問題になった旧型ディーゼル車はどんどんと肩身が狭くなって、規制区域では乗ることができない。規制区域は東京、愛知、大阪など8都府県の約240市区町村。大都市を中心としてかなり広く、使用の本拠地として登録できるのは限られた場所というのが実際だ。逆を言えばそこでなら所有はできるのだが、正確には運行も規制されるので、トラックに貼ってあるステッカーはこれに該当しないことを示している。

しかし、ここに来て風向きが変わってきている。具体的には1992年に施行されたNOx法について、環境省が対策地域の解除指標を満たせば、規制を行っている各自治体の判断で規制解除の申請ができるようになるとしている。

 背景にあるのは、電気自動車などの普及による環境が劇的な改善をしたこと。今後もさらによくなることが見込まれていることもあって、5年後にはさらに規制の廃止自体を検討するとのこと。ただ、一部地域で改善が見られないので、継続するともしている。実際に愛知県と三重県が対策地域の指定解除を希望していて、都府県が解除を申請するときの要件も示されるという。

https://news.yahoo.co.jp/articles/e8c55c056bd4ccbd80712acba7e11358576b6951