https://www3.nhk.or.jp/lnews/fukushima/20221109/6050020743.html

福島県内 広い範囲で「皆既月食」の天体ショー

8日は、月全体が徐々に地球の影に覆われる皆既月食で、県内でも広い範囲で午後6時ごろから観測され、夜空に目を向ける人の姿も見られました。

これが8日夜、福島県でも観測された皆既月食です。

皆既月食は、月が地球の影に徐々に覆われていき、太陽と地球と月が一直線に並び、月全体が地球の影に完全に覆われます。
完全に覆われたときを、「皆既食」と呼びます。

月食が始まる前の8日夜6時から撮影した映像では、徐々に月の下の部分が欠けて、だんだん暗くなっていき、1時間あまりたった7時16分には、地球の影に完全に隠れて「皆既食」の状態となりました。

太陽光の一部の光が、地球の大気でわずかに屈折して赤黒い色に見えるのが特徴です。

県内では、この天体ショーを見逃すまいと、夜空を眺める人もいて、いわき市の塩屋埼灯台の周りには、望遠カメラを手に撮影している人もいました。