“ヤリモク”は当たり前?希薄化する抵抗感
若い世代から聞かれる“ヤリモク”

性感染症「梅毒」の患者の広がりに歯止めがかからない。2022年の患者は全国で1万人にのぼり、統計を取り始めてから最多を更新した。要因の1つとして考えられるのが“ヤリモク”。マッチングアプリを通して、性交渉を主たる目的として出会いを求めることだ。不特定多数との性行為が“カジュアル化”していることが、感染がおさまらない背景にありそうだ。梅毒は現代医療をもって正しく治療すれば治る病気ではあるものの、気づかないまま放置すると重篤な症状に陥る。妊婦が感染すると流産や胎児の後遺症につながることもあるおそろしい病気だった―。

【写真で見る】薄れる“ヤリモク”の抵抗感、「梅毒」感染爆発の背景か?
https://newsdig.tbs.co.jp/articles/gallery/199752

キスでも感染、発疹や倦怠感

略)

出会いを求めて若者を中心に広がるマッチングアプリだが、見知らぬ人と出会うため当然リスクもあります。

(Qなんでマッチングアプリしているんですか?)
女性「暇つぶし・・・」
男性「彼女が欲しかったんでその時は。とりあえず出会いだと思って」

「ヤリモク多いって聞くよね」「ヤリモクの人とか多分いるから」

取材中に、多くの若者から聞こえたた「ヤリモク」という言葉。性交渉を目的に近づく人を指す。

男性「アプリはそういう目的じゃないですか?だって会って遊ぶだけじゃないですよね。お互いにそういう目的で会ってると思うから。(Q抵抗ない?)ないと思います。だってヤるためにやっているから絶対」

男性「友人がマッチングアプリで会って性行為をして、何日後かに膿が出たりとか痛いとか。それで検査に行ったら性病にかかったみたいな」

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