>>638
あの映画に出てくる「キャッツ」っていうのは猫でもなければ人間でもなく、その二者の境界線を確定させないまま映画がどんどんどんどん進んでいくから
見てる側は何を信じたらいいのかわからなくなるんだよな
本来ならどの映画にもあるはずの「ここからここまでは間違いなく真実なんだ」といえるリアリティのラインみたいなものがキャッツには一切存在しない
そういう意味でいえば本当に稀有な、自分がサイコスリラーの主人公にでもなったかのような体験のできるスゴイ映画ではあると思う