11月8日に開かれたアメリカ中間選挙で、約1カ月前に死去したペンシルベニア州の下院議員が州議会選で大差で当選する事態が起きた。

アメリカや海外のメディアが報じている。

勝利したのは、民主党のトニー・デルーカ氏。

ガーディアンによると、デルーカ氏はピッツバーグ近郊の選挙区で、85%以上の得票で勝利した。その1カ月ほど前の10月9日、85歳で悪性リンパ腫で亡くなっていた。
選挙期日の直前だったため、投票用紙の修正や代わりの候補を立てることができなかったという。

ペンシルベニア州の民主党の下院議員選挙運動委員会は11月9日、「トニー・デルーカ議員を亡くしたことは深い悲しみですが、死去後もなお再選出することによって、投票者がデルーカ氏本人や彼の民主党的価値観への責任や貢献に対して信任を示したことを誇りに思います」とツイート。
「補欠選挙がすぐに実施されます」とつづっている。

ピッツバーグ・ポスト・ガゼットによると、デルーカ氏はペンシルベニア州議会の下院議員として最長となる、39年の任期を務めていたという。
https://www.huffingtonpost.jp/entry/story_jp_636ca6dae4b0816304701674